またも原田マハ。またもヤバい。なんなんこの人。
美術に疎い私である。目一杯背伸びして、マネ、モネ、ポッティチェリ、ルノアールである。
ここにきてアンリ・ルソーだ。「夢」だ。
ヤドヴィガが、ピカソが、「夢」についての物語が、真贋の判定とビジネスの駆け引きとそれぞれの事情が、絡み合ってもうなんか大変。
でありながらも、ある程度幸せになるべき人が幸せになってゆく方向感であり、とは言え100%満たされるわけでもない、少し酸っぱい感じ、悪くないです。好みです。
そうして、やっぱり最後は「スッ」と終わるのね。
超王道で気恥ずかしいですがこの「スッ」とは大事な要素です。
楽園とカンヴァスとヴァカンスがごっちゃになるよね。関係ないけど