http://www.omnigroup.com/products/omnigraffle/feature_comparison/
いよいよ Omni Graffle Pro の試用期間が期限を迎えるか迎えたかしたらしく、新規ファイル作成やなんかのメニューが選択不能になってしまいました。
ここで一旦結論づけないといけないのが、OmniGraffle が必要かどうか。で、これはもう素直に必要ですよ。パワーポイントだとかでお茶を濁していたビジネスドキュメントの内容精度が確実に一段階上がります。精度出せるツール使うのはその分根気がいることだけど。
で、次に結論づけなくちゃいけないことは、Standard版でよろしいのか、やっぱりPro版か。
この点については、じつは億劫がってStanadard 版は試しておらず明確な評価基準をもってない。もってないながらも、機能が制限されてるほうがよいか、制限解除されてるほうがいいかでいうと解除を選びたいってのが人情というもの。なので、Pro版だよね、と思ってます。
ただ、何も手がかりなしで二倍も値のはるPro版に歩を進めるのはいささか目利きの無いザルにおもえたのでオフィシャルサイトでちょっと下調べしました。Standard 版とPro版との諸元表記載URLはここ。
http://www.omnigroup.com/products/omnigraffle/feature_comparison/
諸元表内の差分機能、つまりPro 版だけの装備機能を抜き出したのが下記。
- Subgraphs:図形の入れ子構造化
- Shared layers:キャンバス間での共有レイヤー
- Great Visio support:マイクロソフトVisio ファイルの読み込み
- Custom data:オブジェクトに情報付加
- Notes:オブジェクトに情報付加
- Tables:表組み
- Document scale:キャンバスやオブジェクトの配置とスケール
- Shape combinations:図形の結合など操作
- SVG export:ベクター図形の書き出し
- Multiple editing windows:複数の作業用ウィンドウ
- Presentation mode:プレゼンテーション再生
- Favorites:よく使うステンシル
- Colorsync:カラーシンク
(試用版はPro版だったとはいえ、隅々まで使いたおしたってんでもないので正直いって詳しいことは判らないんだけどね。)
こうやって個別潰してゆくと、Pro版だけの機能は思ってたのより地味なんですよね。そんなに大層な、そんなに致命的な機能は含んでいない。ただ、有る無しでいったら、あった方が気分いいよねって機能群って印象です。個人的な感想ついでにこれは欲しいなって機能は、「Shared layers」と「Shape Combinations」。「Shared layer」は大量のドキュメントを作るときに重宝することが、「Shape Combinations」はすこしばかり複雑な図形づくりが可能になるので表現の幅が上がることが、はっきり感じ取ることができるから。この中のどれをより必要と感じるかは人それぞれ、仕事それぞれなんだろうな。作業環境転向の人にとってはVisio資産の取り込みは必須かもしれない。マルチディスプレー環境の場合にはマルチウィンドウが有利かもしれない。
といった具合に。MacApp Store の相対効果で高額なアプリに見える OmniGraffle Pro ですから、それなりに慎重に品定めしてみました。とはいえ、MacApp Store 以前の、たとえば店頭パッケージ販売が一般的だった時代ならば、この価格は普通かどちらかというと安価な価格設定と感じられたんだろうけどね、そういえば。また売り場の相対効果は抜きにしたとしても、純粋にアプリが備えている機能一式に対してコストパフォーマンスに優れた製品とも言えそう。(MS Visio で言ったらアカデミックパックプライスです。はい。)
Mac App Store
OmniGraffle Pro – The Omni Group
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