「本当の金持ちというのは、決して無駄遣いをしないものなんだよ」なんてことをどこかの誰かがまことしやかに言っていた。様な気がする。
それだというのに、他方では富裕層マーケティングなんてものがもてはやされていたりもするわけです。まあそもそも一定の可処分所得が許されていなきゃ物を買うはずもないのだから見込みとして間違っちゃいないんだけど、でもだからといって言ってることがちょいと安直すぎやしないかい?という気もします。だって、口座もカードも信用もなにもかもスッカラカンの相手にダイヤモンドとか絵画を売りつけようったってそんなの最初から脈がないわけですから。富裕層を開拓しなくちゃ最初っからしょうがない。ただ今日はその話ではなくて。。。
先に書いた「本当の金持ちは・・・」の中に出てくる金持ちは決して無駄遣いをしない設定なので、この本当の金持ちという人物と、後の方の富裕層と呼ばれる人物とは、なんかこうどうやら別の人なんだなと思えるわけです。
そして、無駄遣いしない本物の方の金持ちの人をマーケティングしても、それにはさほど意味がなさそうに想えもします。だって無駄買いしないってことは、逆さまにいえば、自分にとって何が必需品か、何が価値があるか、それを自分で目利きができてしまう。したがって、他人にセールスされるまでもなく、手にするべき物が判っているということなわけですから。本物の金持ちマーケットを開拓しても、易々とは騙されちゃあくれないわけですね。
だからこちら側を軸に切り崩すと、セールスに容易に騙されてさほど値打ちのない物を、割かししょっちゅう購入してしまう層、それが富裕層、そして富裕層マーケティングの対象者なんだろうか、とか想います。
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