日比谷公園内を散歩していたら、歳の頃なら五十五歳、スーツ姿の男性が声をかけてきてくれまして。
「あの鳥何でしょうね?」と。
あまりに近い背後から、あまりに唐突なタイミングだったので、池にでも突き落とされるのかと一寸焦りましたが、文字通りあの鳥のことが気になっただけの様子で。「鷺(サギ)じゃないですよね〜、なんか(鳥の風体が)汚れてますね〜」と続きます。
「あ、そうですねー。何でしょうねー。野鳥にはお詳しいんですか?」とか、「いえいえ。特にそういうわけじゃないんですけどねぇ。。」とか。
なんとか盲目の佐々木小次郎の剣のごときしなやかトークを交わしながら、とはいえお互いにそれ以上に深入りするでなく、むしろあたかも最初から言葉など交わし合ってなどいないかのように両者スッと間合いを広げる。おじさん同士の居合い。どうだ。
で、だ。
この鳥なんという鳥なんですかね。知ってる人いたら教えてください。
はじめて書き込みさせていただきます。
御ブログは以前から、いつも興味深く拝見させていただいております。
写真の鳥は、アオサギと思われます。
最近は街中でも見られることが増えました。
いつも美しい写真と独自の視点からの言葉を楽しみにしています。
コメントありがとうございます。疑問が晴れスッキリしました。
鷺についてどちらかというとエレガントなイメージを持っていたのですが、市街地で遭遇するそれのワイルド加減は中々のものでした。
特にこれといってほめられたところのないブログではありますが、今後ともどうぞひやかしてやってください。